ままここmamacoco

アラフィフにして、フリーランスに転向したHSP女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

『自分を好きになりたい』わたなべぽん。自己肯定感が低い人に優しくインナーチャイルドを癒す方法を教えてくれる一冊。

こんにちは! てらっちです♪

 

今日ご紹介するのは、自分のことをダメだーと悲観してしまいがちな人に、インナーチャイルドを癒す方法を、やんわりと教えてくれる漫画です。

読みやすいのに、とても大事な心のことを教えてくれる漫画って、本当に大事。

今日はそんな漫画『自分を好きになりたい』のレビューをお送りします。

 

ぽんさんの『自分を好きになりたい』

さて、先日読んだ漫画で、わたなべぽんさんという方を始めて知りました。

その漫画の中で、ぽんさんに私と似た空気を感じるなーと思っていたら、アマゾンがぽんさんのほかの漫画も勧めてくれまして。

 

こちらを読んだら、もうビンゴでした。

 

ぽんさんのハードな過去

なかなかぽんさんのお母さんが、ハードな人だったんですね。

ぽんさんがうまくできないとすぐに殴り、自分の価値観に縛り上げてきたのです。

一番機嫌が悪い時は、ぽんさんを丸裸にして、雪のふる中玄関の外に放り出したっていうんですから、そりゃトラウマになりますって。

ずっと、ぽんさんが着ている服や髪型も決められており(可愛いカッコは必要ないと買ってもらえなかった)高校の時には、学習性無気力に陥りすっかり隷属していたぽんさん。

 

高校で就活の時、学校の先生が機転を効かせて、家から出られるように母を上手に説得してくれて、そこからぽんさんの自由が初めて得られたようです。

 

よかったね、ぽんさん。いい先生と出会えて。

 

ぽんさんと似た症状の私

私とは過去の家族との関わり方は違いますが、その結果陥っていた心の症状はとても似ていると感じました。

 

自己肯定感がとても低くてね、彼女の取る行動がとてもよくわかるんです。

 

人の顔色をみて、おどおどして。

いい人ぶろうとしてわざわざ損して。

誰かが笑っていると、自分のことを笑ってるんじゃないかとびくついて。

自分てだめだなあと一人、ダメダメスパイラルに入ってしまうとひどく落ち込んで。

 

その症状は、もう、人ごととは思えませんでした。

もしかしたら、ぽんさんも私と同じHSP(とても感受性の強い人)かもしれません。

 

他にも共通点が……

他にも、似た症状がありました。

 

・気を許した人や恋人には、自分の全てを知ってもらいたいと話して重たがれる

スマホやギャンブルに異常にハマる

・興味があるのに、興味がないフリをする。(そんなの好きなの?と言われたくない)

・人の意見に振り回される

・期待にこたえなければと頑張りすぎる

・いつも言い訳してる

 

インナーチャイルドを癒していく 

この漫画は、主に彼女が子供の時代の自分を想像して癒し、大人になった自分も癒されていくまでが描かれているのですが、それって、インナーチャイルドって言って、心理療法である手法なんですよね。

 

それを学んでやっていたのか、自分で見つけ出してやっていたのかは書かれていませんが(自分で見つけていたらすごいわ。)、そのやり方がすうっと心の中に入ってくる漫画です。

 

ああ、こうやって子供の自分を癒してあげるんだって。

子供の自分を癒してあげることで、今の自分も変われるんだって。

 

少しずつ自分に自信をつけていって、そして大勢の人前のライブでジャズを歌えるまでになったところでは、もう拍手ものです。

 

自分ってだめだ、自信がない、人前に出られない……そう思っていても、大丈夫。

時間はちょっとかかるかもしれないけど、ゆっくり自分の心が泣いている原因を見つけては、慰めて、癒していって、そうしていると、ちゃんと人前で歌を歌ったり、人前で話ができるようになりますから。

 

ぽんさんの漫画って素晴らしい

ぽんさんのいいところは、暗い話も優しくやんわりと、そしてゆっくりと体に溶け込むように話が入ってくるところ。

 

本当に、心の問題って難しいんですけど、それを可愛い絵でわかりやすく、すっと入るように描いてくれる人って素晴らしいと思うんです。

 

そして。

 

最後には、自分の中に隠れていた、お母さんとのいい思い出も思い出せたんですって。

それは、今まで自分に許可できていなかった、お母さんとのいい思い出。

少しずつ自分が好きになって、今まで許せなかったこと、お母さんとのいい思い出に許可がおりたんでしょうね。

 

自分が嫌い。

自分てダメだ。

周りのみんなはみんな楽しそうなのに……。

 

自分のことを責めてしまいがちな人に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 

▼単行本版です。

 

kindle版です。 

 

▼前回書いてみたレビュー。こちらも面白かった!

www.teracchi.com

 

日々の生活の中、実はやめてみても平気だったもの、やめてみたら、かえって生活が好転した、というエッセー漫画です。

 

元々は、炊飯器をやめたところから始まったとのことですが、それから掃除機、ゴミ箱、三角コーナー、長財布、たばこ、トイレマットとブラシ、ファンデ、最後には友達も!

 

いろんなものをやめてみようというきっかけに、とてもとっつきやすくていい本でした。

私もファンデと長ザイフやめてみようかなーと思っています。

あ、友達はモヤモヤするなら無理して誘わなくていいって割り切ったってことです。