ままここmamacoco

アラフィフにして、フリーランスに転向したHSP女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

シンガポールでベビーカーを押して歩くと、必ず誰かが助けてくれたっていう話しから、日本人に対して思うこと。

こんにちわ、てらっちです。

昨日シンガポールの話しを書きながら、いろいろと思いだしました。

 

その中で、日本で昨今話題になっている「電車で席を譲る、譲らない」の話しや、妊婦や子供連れに世間が冷たい、という話し、いつもそれを聞くたびに、シンガポールではそんなことなかったなあと。

 

シンガポールにいたとき、うちの子供はまだ1歳の赤ん坊。

まだ小さくて可愛かったからどこへ行っても「cute!」と声を掛けてくれるのです。

あ、ちなみに向こうでは、子供の頭を撫でてはいけません。宗教の関係なのか頭は大事な大事な場所ですので、ほっぺをちょいちょいっとつまみます。

子どもやママさんをとても大事にしてくれる国でしたが、驚いたのは、ベビーカーを押していて、ちょっとでも段差があると、どこからともなく人があらわれて、ひょいっと運んでくれること。半年しか住んでいなかったのに、その「ひょいっ」は一回や二回ではありませんでした。必ず誰かがやってきて、必ず運んでくれるのです。

ものすごい階段じゃないんですよ。一段だけでも、ひょいっ。

一番驚いたのは、わたしの両側から若い男性二人が、横をすれ違いざまひょいっ。二人が何か声を掛けあうでもなく、両側から自然にひょいっとベビーカーを一段もちあげて、そのまま二人とも後ろを振り返りもせずに行ってしまったときでした。もうあまりに急であっけにとられているうちのことで、お礼を言ったかどうかもさだかではありません。ただ、「困っている人を助ける」文化には感動しました。

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一方、日本に帰ってくると、ご存じのとおり、誰も助けてくれないのです。もう何年もベビーカーを押していましたが、本当に、たったの一度も。

駅構内の、何十段もある階段を子どもを乗せたままベビーカーを持ち上げて歩いていたときも、何人も人が通りましたが、声すらかけてくれることはありませんでした。まあそんなもんさとは思いましたが、シンガポールとはえらい違いだなと思ったものです。

 

こちらは年初めに共感した高橋克明さんのブログです。

「優しさは世界一」の日本人が、電車で老人たちに席を譲らない理由 - まぐまぐニュース!

ニューヨーク在住の彼が日本ででくわした、電車の中で席を譲らない日本人の姿のコラムなのですが、これを読んでいたとき、ちょうどわたしも電車の中でした。

 

ちょっと老人に席を譲る話しとは傾向は違うのですが、電車に乗り込んできた子供たちの姿が私の眼には奇異に映ったのです。

 

学校の課外授業なのか中学生の子どもたちが大勢電車の中に乗ってきたときのことでした。子供たちは「この電車〇〇までいくのかなあ」とずっと大声で言っていたのです。そして10人ほどいた子どもたちは「行くんじゃない?」「きっと行くよ」「えー本当?」を繰り替えしていましたが、そのまま解決しようとせず。しかし目の前の半径1メートルには大人たちが大勢います。

聴きゃいいじゃん。

そう思いながらしばらく見ていましたが、だーれも周りの人に訊こうとはしませんでした。なんとか解決するかとかなり我慢していましたがこちらの方がしびれを切らして「〇〇へ行きたいの?ちゃんと行くよ」と声を掛けたのです。

 

日本人は、困っている人に声をかけられないどころか、自分が困っていても声を掛けなくなっていたのです。

 

年寄りに席を譲らない理由に、他人に気を使いすぎてシャイなのだ、と日本人が答えると上記のブログでもありましたが、そこからさらに波及したのが、この子供たちの姿だではないでしょうか。

 

もう、人に声を掛けちゃいけない。掛けたら迷惑がられる。

 

人に迷惑をかけて、そして自分も迷惑を掛けられて人生は育っていくのに、そのチャンスさえ逃してしまっている。

あ、そういえば小学校で「知らない人との接し方」というのを拝見したことがあります。子どもの身を守るために大事なことだと思いましたが、半径1メートル以内に知らない人は近づけない、という教えに、なんだかさみしいなあともおもったのです。

あれ?わたしは間違っていました。

子どもたちは、知らない人と話すと迷惑がられる、なんてかわいいものではなく、

「話すこと=危ない」

と教えられているってこと?

いろんな人に話しかけるのは、話すスキルがつくのに。

もったいない。

いろんな人と話すことによって、多くの人とコミュニケーションをとることによって逆ち子どもの安全が守られることもあります。

 

 

安全という面も含めるといろいろご意見あるでしょうが、

 

せめて困っている人に声を掛けられる日本人に。

自分が困っていても人に助けを求められる日本人に。

人とのつながりが、ゆくゆくは自分を救ってくれるのです。 

 

てらっちでした♪

 

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