ままここmamacoco

アラフィフにして、フリーランスに転向したHSP女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

心屋仁之助さんの本が嫌いだったっていうお話。

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 こんにちわ、てらっちです。

冒頭からこんなことを言うのもなんですが、昨年度の嫌いな本が心屋さんの本でした。

 

SNSで流れてくるのが一時期心屋さんの本オンパレードになった時期がありまして、そんなにいいものかと読んだのがこれ、

一生お金に困らない生き方

一生お金に困らない生き方

 

うむ。よくわからない。

 どちらかというと、正直いやな感情を抱きました。

なんでこの本をみんなそんなにほめたたえるのだろう?

前回セッションを受けた立花岳志さんもべた褒めでした。ほかのブロガーさんたちも次から次へとこの本に感銘を受けたというレビュー。なんでや、なんでやねん。

で、結局よくはわからないが、本に書いてあることは一応やってみようとやってみたのがこちらの記事。

 

www.teracchi.com

 

えー、本では神社ミッションという 神社へ1万円をお賽銭としていれるミッションがあるのです。
みんなえいっえいっと1万円ミッションをやっている。
単純にミーハー根性なのか、流れに乗りたいタイプなのか、まあカッコだけやってきました。その時に財布にあった最高金額お札5000円で。まあ、半額だったので、半額ミッションです(笑)

そのときやったこと、こうやって改めて見直すといろいろやってますね。

・ダンナと子どもへのクリスマスプレゼントをえいっと奮発する
・ボランティアグループに毎月寄付するよう振り込み設定
・そして自分へのごほうび

と、あと半額ミッション。このあと、ちゃんと1万円ミッションもあらためて実行しています。

で、正直このときのレビューは少しは分かった気がする、と書いていますが、でもやっぱりすっきりとした文章ではありませんでした。
だいたい、心屋さんのことを『あやしいおじさん』と書いている(笑)
わたしの中では理解できない言葉がいっぱい並んでいたためです。

心屋さんは、

『がんばらなくていい』
『あなたはそこにいるだけで価値がある』

とその本で伝えていました。

でも、それではわたしの価値はなくなってしまうのです。

がんばること、家庭も自分もすべて犠牲にして頑張って働くのがわたしの価値。
その私から『がんばる』を取ったら何も残らなくなってしまう……。

おそらく価値観としては、電通に蔓延している空気と同じだったんだと思います。
会社のためにまさに身を粉にして働くことが社会の是であり、わたしの是。

もやもやとしたまま過ごしていましたが……。

 

久しぶりに心屋さんの名前を聞いたのは先日のカウンセリングでのことでした。


たちさんが、いろいろと本を紹介してくれた中の一冊が

 

『いいかげんに生きる』

いいかげんに、生きる

いいかげんに、生きる

 

 

でした。
「この本、たしか去年読んだとき分からなかったんです。たしかとてもイヤな感じがして理解できなくて」
「ああ、そうかもしれません。イヤな感じを受けるかもしれませんね」
「なんでみんなこの本をオススメしてるんだろうって不思議でしょうがなくて、でも今読んだら、違うかもしれませんね」
それから、さらっとたちさんは言いました。
「僕は今、これですよ」

 

『いいかげんに生きる』

 

ああ、いいなあ。

 

わたしが会社の上司に腹が立つのも、わたしがやりたいことを彼がやっていてうらやましいのだと言います。
たいして働きがなくて、ふらふらしているだけなのに、上司でいられる。
腹が立って腹が立ってしょうがなかったのですが、ちょうどこちらの本に同じ状況の女性のことが書いてありました。
自分より仕事の劣る人が上司でお金をいっぱいもらっている。

 

でも、わたしがいくらがんばっていてもたいして周りの人は自分のことを気にしていないということ。
自分ががんばると、周りの人がああ、この人がいればやってくれると思って仕事がさらに舞い込んでくるということ。

 

なるほど。
わたしは家でも会社でもその状況を自らつくっていたようです。

わたしがいろいろと家事の手を抜きだしたら、ダンナが

「俺のやることが増えた」

とぼやいていました。
わたしがさっさと風呂に入って寝てしまうから、ダンナが風呂掃除をするようになったんです。仕事がひとつ、ダンナへと移りました。

 

会社でも、他の人の仕事は丸投げして任せるようになり、余計な口出しはしないようにしてみました。
持ち帰り仕事もぐっとこらえてやめて帰りました。

でも仕事はちゃんと回っていました。

わたしがさぼっても、誰かがやってくれるようです。

今まで全部わたしがしょい込んでやっていただけ。
そしてしょい込むと、さらに周りの人たちは安心して仕事を押し付け、その人たちは仕事をしなくなるだけ。

 

ああ、なるほど。

 

去年より、もう少し心屋さんの言うことが分かった気がします。

 

わたしが今年やりたいことの一つは「会社を休む」ということです。

今まで本当に必要以上に休みを取ったことはありません。

病院や子どもの学校へ行くとか、親が死んだというとき、最近では家を建てるためにどうしても平日を休まなければいけなかったときくらいです。
子どもの学校も、本当に必要最低限しか行きませんでした。今思うと、もっと子供の大事な時期をこの目で見てあげればよかったと思うのです。

さて、わたしは会社を休むことができるのでしょうか?

 

そのためには、
「いい人ぶるのをやめる」こと。

 

会社へ「休みたい」と言わない方が、本当は気がラクなんです。
周りに嫌われているんじゃないか、周りになんか言われるんじゃないかと気遣う必要がないから。

でも疲れ切ってしまう自分がいる。

好きなことをできない人生を送る自分がいる。

好きなことをしたいなら、いい人ぶるのをやめて、会社を休んでみる。

わたしにとってはかなりの勇気がいることですが、今年のやりたいことの一つですね。

 

今年はできる気がするなあ。
今なら嫌われようが何言われようが、前より気にしなくなっているかもしれない。
さあ、できるかな。

自分のためにお休みしますので、みなさん探さないでください(笑)

 

参考文献

一生お金に困らない生き方

一生お金に困らない生き方

 
いいかげんに、生きる

いいかげんに、生きる

 
「好きなこと」だけして生きていく。

「好きなこと」だけして生きていく。