ままここmamacoco

アラフィフにして、フリーランスに転向したHSP女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

悩みはすべて自分が創り出したハリボテのモンスター。

こんにちは! てらっちです♪

 

いま、退職に向けて動いています。

社長に話をして、工場長に話をして、そして、わたしの直属のおばちゃんに話をしました。

そのあと、部の男の人たちにそれぞれ話をしました。

 

ああ、めんどう(笑)

 

なんやかやでこれだけの人に話をして、ちゃんと動いたのはおばちゃんだけです。

つまり、まだちゃんとした退職日が決まっていません。

 

そして、わたしが辞めることがきっかけで、おばちゃん二人が辞めることになりました。

もうかなりの歳ですから、ずっと辞めるタイミングを探していたんです。

 

3人も辞めるとなると人が足りないと言われるかもですが、70歳を超えた人の代わりを長年確保しようとしないできたのは会社の責任なので、自分のことだけ考えます。

 

今回、このおばちゃんが一番のネックでした。

会社において、一番の実力者であり、彼女の言動が会社を動かしていた、そんな人なのです。わたしの尊敬する人でもあり、一番けむたい人でもありました。

怒るとどうにも手がつけられず、社内の雰囲気を一気に悪くしてしまうのです。それはそれはものすごく強力な負のパワーなんです。

 

辞めるとなってはなおさら、この存在が重いものとなりました。

よりによって、わたしの直属の上司ですから。

(あ、よく考えたら上司じゃない?おばちゃんは契約社員ですけど、それは名ばかりで威厳はそのまま。実力的に本来の上司をさしおいて、わたしは彼女が一番の上司だと思っています)

わたしはこう考えました。

 

きっと、自分が辞める前に辞めると言い出すわたしを非難して、それからガン無視されるだろう。怒りのあまり、何をするかわからない。暴れるかもしれない。でも、それはすべてうけいれよう。

 

話しはそれるようですが…。

わたしの父親は、商業高校に通っていました。その高校の部活でバスケをやっていたのですが、大学進学を目指すことを決めた父親は、部活の先輩に、部活を辞めると言いに行ったそうです。その時、ボコボコに殴られたっていうんですよ!すごい時代!

そしてそれからスッパリとバスケから足を洗い(?)大学を目指したそう。

当時の商業高校から大学に行ったのは、なんと父親一人でしたから、いい根性してます。おそらく周りの人は、大学行くために勉強するから部活を辞める、の形式が理解できなかったんじゃないでしょうか。

 

まあ、そんな父親の娘ですからね、高校生の父親にできて、わたしにできないことはない、と腹をくくっておばちゃんの元へ行きました。

 

『女性支援の仕事をしたいので、仕事を辞めたい』

 

母親の精神病で苦労したこと、母は20年も入院していたこと、子育てに苦労したことをはなし、わたしも50歳になる前に、女性支援の仕事をしたい、と訴えました。

 

おばちゃん、「辞めるなんてとんでもない!」というと思ったんですね。

それが言わなかった。

それどころか、「あんた、えらいねえ!やるなら今しかないよ」そう言いました。

わたしは殴られてもいい覚悟だったので、まったく拍子抜けでした。

「会社としては困るね。いや、本当にショックだよ。気持ちとしては残ってほしいけど……でもやるなら今しかないね」

おばちゃんは理解してくれながらも、どうしていいか混乱していました。

 

そして数日後、彼女の決断は、「自分も辞める」でした。

なんだかスッキリしたようで、わたしをキッカケに、何を言われても辞める決意をしたそうです。

 

わたしはいつ「あんたが悪い」と彼女から言われるかビクビクとしているのですが、彼女はいつものように話しかけてくれます。

何か吹っ切れたんでしょうか。

 

 

 

で、今回何が言いたいのかって言いますと、これです。

 

 

 

 

悩みはすべて妄想!

 

 

 

 

 

わたしの本心は、彼女に嫌われたくない、ということでした。とても心がホッとしたのを感じた時、何だかんだ言っても、嫌われたくない自分に苦笑しました。

 

本当に、自分の妄想に振り回されているだけなんだと、つくづく感じています。そうわかっていても、おどおどしたわたしの臆病な心は、「嫌われちゃう!」とか「なんて思われるのかな?」ということに事あるごとに反応しています。すごいですよ、頭でいくら「こんなの平気じゃん!」と思っても、心臓はそんな言葉に耳を傾けず、バクバクしだすんですから。

HSPの特性だから仕方ないんですけど。

 

今回のように自分の悩み尽くした想像が、すべて妄想でニセモノだったと気づく体験を少しずつ重ねていく事で、心が「ああ、そんなに心配することないんだ!」と学習してくれればいいなと思っています。

 

なにはともあれ。

 

退社まで、おばちゃんと絶交状態にはならずに済みました。

 

今度は、ちゃんとした退職日を確定してもらうように、動かない男子たちを動かさなければなりません。

一歩ずつがんばりますよ。

 

教訓。

悩みはすべて自分が創り出したハリボテのモンスター。