ままここmamacoco

アラフィフにして、フリーランスに転向したHSP女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

ジェンダー格差は、ちょっとした変革で変えられるのかもしれない。

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こんにちは! てらっちです♪

 

先週ものになりますが、勝間さんのサポートメールはとても考えさせられるものでした。

『ワークデザイン』のブックレビューです。

 

WORK DESIGN(ワークデザイン):行動経済学でジェンダー格差を克服する

WORK DESIGN(ワークデザイン):行動経済学でジェンダー格差を克服する

  • 作者: イリス・ボネット,大竹文雄(解説),池村千秋
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2018/07/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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社会自体が多く男性向きに設計されており、そして社会的デザインを変えていくことでジェンダーの平等を促していこうというもの。

 

主に私の職場を照らし合せて考えてしまいました。

私の上司はどう見てもできる人ではありません。でも、男性だからという簡単な理由で上司として存在しています。

 

ただ本人も管理職としてのキャパシティーが自分にないことをとても痛感しているので、社長の要求に答えられない日々にとてもストレスに感じていると言うのはこちらも見ていてよくわかります。

うちの会社は工場の仕事なのですが、男性社員は管理職、女性社員はその下で働くという形になっています。とてもわかりやすいですね。理由としては、男性が家庭を守らなければならないため、給料を高く出さなければならない、そして、女性社員は給料は安いけれど、その分早く帰っていいとそんな区分けです。

パートも全員女性です。ほぼ最低賃金ほどで働いています。

そして内職さんに対しては、さらに賃金が低くなります。

 

私はかなり作業が早い方なのですが、内職をやって時給に換算すると300円から400円となります。時間を測ると、他の方は大体私の半分ぐらいの時間でその作業を終えるので、時給で換算すると、わたしの約半分の金額で働いていると言うことです。

つまり、時給が150円から200円。

今の日本で時給が150円から200円なんて!

私は今回退職を決めた理由の1つはそこにあります。女性が安く使われていることを、私が働くことで認め助長しているのではないか?そんな罪悪感も強くあるのでした。

 

女性正社員の扱いに対してもずっと違和感を感じていました。

男性は家族を養わなければならないという理由で、女性よりも高給です。(うちは少人数のため、さらにそれが明らかに。男性はみな管理職)女性は家族を養うことはないという判断から、従う形になっています。

本当に単純に男性社員は管理職、女性の社員はその下で働くと言う管理体制になっているのです。

そして、その下に大勢のパートのおばちゃんが並びます。

 

でも実際に会社を動かし切り盛りしていたのは多くは女性でした。

という事は会社にとっては安く使えて、よく働く女性いうのは大変においしい人材だったわけです。そしてその傾向は今でも顕著です。

 

もっとも社長、管理職幹部がおよそ70歳に近いもしくは70歳を超えている人たちなので今からその考え方を改めるといってもなかなか改まるものではありません。

実際に提言はしましたが、すぐに改められるものではありませんでした。

ですから単純にその会社を辞めることにしまして。

退職する理由は他にもいろいろありますが、女性の立場がかなり低いということも、理由の中の大きな割合を占めている1つといっても過言ではありません。

ここは田舎ですから、そして年配の方がかなり多い会社なので、それが余計に顕著なのかと思います。

 

サポートメールでは、オーケストラの団員の演奏試験をカーテン越しですることで、性別や国の差で選ばれることがなくなり、それまで男性が選ばれることが多かったのが、それ以来女性が登用されることが多くなったとありました。

イギリスでは女性の取締役比率が上位企業の3分の2いますよ、と伝えることによって、他の企業の女性取締役の採用を促したとも言います。

ランキングや競い合い、ルールや法律の併用で行動を変えることができるそうです。

 

そんな簡単なことで女性の立場が変わるのならば、もっと日本も変えることができそうですね。

 

性別で区別するのではなく、実際にその人の持つ実力で選んでほしい。

それはきっと会社にとっても有益なことだし、日本にとっても女性は大きな財産であるわけですから。

 

うちの会社も、どこかと競い合ったり伝え方で、もしかしたら変わったのかなあ。

うーん。

 

以下、サポメからの覚書。

 

研修について、研修にとどまらない能力構築へ
人材マネジメントを直感からデータへ
職場と学校においては、競争環境をジェンダー平等のものへ
ダイバーシティは、数合わせではなく成功の条件づくりへ

 

てらっちでした。