ままここmamacoco

アラフィフにして、フリーランスに転向したHSP女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

子どもは静かに溺れるのです。そう、息子も静かに溺れたことがあるのです。

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こんにちわ、子育て応援団、育勉インストラクターの てらっちです♪

 

先日ラジオを聞いていたら、消費者庁主催で

『子どもを事故から守る!プロジェクト』

なるものを知りました。

 

《参考》『子どもを事故から守る!プロジェクト』消費者庁

子どもを事故から守る!プロジェクト

 

子どもって、こちらが考えもつかないところで事故を起こすんですよね。

それでふとこんなニュースを思い出しました。以前ネットでも回ってきましたが、こちらのニュースを知っていますか?

 

headlines.yahoo.co.jp

 

子どもは静かに溺れます。

 

はい。

 

実は私も身をもって体験したことがあるのです。今日は私が体験した、子どもは静かに溺れるという、ちょっとゾッとするお話です。

 

子どもは静かに溺れるのです。

むかーし昔、シンガポールに住んでいたことがありまして、そちらのアパートメントにはプールがついておりました。深いプールももちろんありますが、膝より下の浅いプールもあります。

その時はちょうどインドネシアで火山が噴火した時で、気温は低かったのですが、でもプールが大好きだったのでよく当時1歳の子どもと一緒にプールに入っていました。

その日も私たちはアパートの人たちとともに浅いプールで水浴びをしていました。

 

私が子供と少し、数メートルほど離れた時のことでした。

 

子どもが何かの拍子にコテンと倒れました。

しかしすぐに立ち上がるか、泣くかすると思っていた子どもは、そのまま動きません。わたしもあわてて水しぶきをあげながら、走って子どもに近づいていくと、目を疑う光景がそこにありました。

 

子どもは、上を向いて静かに浮かんでいたのです。

顔の表面には水がたゆたっています。

 

子どもの顔を見ると、子どもはこちらを見ながら、突然のことで驚き、何事かわからずにびっくりして、ただ目をパチクリしているのでした。

子どもは水の中にありながら、ただ驚き、プカリと浮かぶままになっていたのです。

もちろん水中です。

顔の上には水面がありましたから、水の中にいたのです。でも、呼吸も反射的に止めていたようで、ゴボゴボと息ができないという様子でもありませんでした。

 

一番驚いたのは、静かなことでした。

 

水の中にいるのなら、泣いたり喚いたり、ゴボゴボともがいたりバシャバシャと暴れて苦しがったりするものだと思っていたのですが、それがびっくりするほど静かなのです。

 

おいおい、大丈夫か? とすぐに抱き起こし、その日はことなきを得ました。

 

確かに、その日はことなきを得ましたが、でも静かにたゆたっている息子の姿は、今でも忘れることはできません。

その姿を20年経ってもまだ覚えているのですから、わたしにとっても、大変ショックな出来事だったのだと思います。

 

そして先ほどの『子どもは静かに溺れる』の記事で、あれはやっぱりおぼれていたのだと確信し、今になってゾッとしているところです。

 

 

この静かに溺れていく反応を

「本能的溺水反応(instinctive drowning response)」

というそう。

 

子どもはびっくりしたまま静かに沈んでいくそうです。

 

子どもは、本当に静かに溺れます。

 

お風呂でも、そこの浅いプールでも、溺れます。溺れたらバシャバシャと音がするだろうと思ってはいけません。

必ず目を離さないようにしてください。

子どもは暴れもしないし、泣きもしませんから。

 

これから家でも外でも水遊びが多くなると思いますから、気をつけてくださいね。

 

てらっちでした。

 

参考リンク

『子どもを事故から守る!プロジェクト』消費者庁

子どもを事故から守る!プロジェクト

 

 

headlines.yahoo.co.jp